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肥大した心筋の割面
(Stephen J. Ettinger: VETERINARY INTERNAL MEDICINEより引用)
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写真は教科書から転載した肥大型心筋症の心臓を輪切りにした写真です。上の部屋が拡張し、下の心臓の壁が肥大しているのがわかります。壁が異常に厚くなることで、血液を溜め込むスペースが極端に減少し、血液の流れが悪くなります。その結果として、胸やおなかに液体が溜まり、呼吸困難に陥ります。また、この病気の恐ろしい点は、流れが悪くなった血液が心臓の中で固まり、血栓ができてしまうことです。心臓でできた血栓はひとたび心臓を出て流れに乗ると、枝分かれした血管の、細い部分に詰まってしまいます。頻繁に詰まるといわれているのが太ももの付け根の血管(股動脈)で、急に後ろ足が立たなくなるというのがよくみられる症状で、突然死することもあります。幸い、トラちゃんの心臓の中には、血栓は見つかりませんでした。 |