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TOP >> 過去の症例 >> 内視鏡検査で見つかった食道内異物
治療を受けた動物たち

● 内視鏡検査で見つかった食道内異物
今回登場するワンちゃんはムサシ君、マルチーズ、9 歳齢の男の子です。
  • 乾いた咳をする(何かがのどに詰まったような感じ)
  • 食欲や元気がない時がある(この時にはあまり動きたがらず沈鬱になる)
などの症状を訴えており、来院時には 1 ヶ月ぐらい症状がほとんど改善しないということでした。
口腔・咽喉頭の病気はレントゲンでの診断が難しい部分のひとつです。人間だったらお医者さんが「口を大きく開けて」と言えば、言われるがままに広げてくれますから、口の隅々からのどの奥までじっくりと観察することができるでしょうが、ワンちゃんネコちゃんはそうはいきません。そのため口腔−喉頭の部分の精密検査をする時には全身麻酔が必要になります。
内視鏡検査で見つかった食道内異物
★ 全身麻酔下で、咽喉頭部の検査を行っている写真
内視鏡検査で見つかった食道内異物
★ 全身麻酔下で口を開けて内視鏡(胃カメラと同じ)で咽頭部を検査したところ、ひも状の異物が認められました
内視鏡検査で見つかった食道内異物
★ このひも状異物を辿っていくと食道内に直径1cm大の異物がひもと繋がっていることが判明しました。
内視鏡検査で見つかった食道内異物
★ またこのひも状異物は舌の裏側の付け根(舌根部)の部分に糸の引っ掛かりがありました。
(舌根部は身体検査で口の中を見るときには非常に見えにくい部分なのです。)
ムサシ君はこの異物を取り除いた後、症状は全く認められなくなり、食欲も旺盛で非常に元気に経過しています。

今回紹介した患者さんは、内視鏡検査により異物を発見することができ、臨床症状を劇的に改善することができました。
内視鏡検査が有効な病気としては
  • 咽喉頭の病気(呼吸の異常、咳、食欲不振 etc )
  • 食道の病気(未消化物の嘔吐 etc )
  • 胃の病気(吐き気、嘔吐、食欲不振 etc )
  • 十二指腸の病気(嘔吐 etc )
  • 直腸の病気(下痢、しぶり etc )
  • 鼻腔内の病気(鼻汁、くしゃみ etc )
などが挙げられます(括弧内は主な症状を列記しています)。
内視鏡検査で見つかった食道内異物
★ 内視鏡検査は、リアルタイムで鮮明な画像を得ることができるため、粘膜のわずかな変化(炎症像)から異物の外観まで、そして肉眼では観察できない体の様々な部分の精密検査を行うことができます。
内視鏡検査で見つかった食道内異物
★ 図のように内視鏡の先端が自由自在に動くため、内部の隅々まで観察することが可能です。
検査には全身麻酔が必要になります。(また検査前は 12 〜 24 時間の絶食が必要)
また検査は予約制になっておりますので、質問・疑問等も含めて詳細は電話にてお問い合わせ下さい。

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